記事一覧
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心が軽くなる本まとめ|ヘッセ・ゲーテ・ニーチェのことば|ふっと深呼吸できる3冊の読書案内
心が重たいな、そんな日には長い小説よりも、短いことばに救われることがあります。たった一行の詩が、ふっと深呼吸を思い出させてくれる。そんな瞬間に寄り添ってくれるのが、詩人や思想家のことばです。 今回は、『ヘッセ詩集』『ゲーテ詩集』『ニーチェ... -
『ロングゲーム』感想|「すぐに成果を出さなくていい」って言ってくれた本。【ドリー・クラーク】
はじめに 「急がなきゃ」「もっとがんばらなきゃ」そう思ってしまうときに、そっと深呼吸させてくれるような一冊でした。 この本は、昔読んでいて「いい本だったな」と思っていた一冊。でも今回読み返してみたら、前よりもずっと、自分のこととして染み込... -
『月の立つ林で』感想|見えないところで、きっとつながってる【青山美智子】
竹林から届く、静かな声と光。“だれかのやさしさ”は、気づかないところでめぐってる。 書籍情報 書籍タイトル:月の立つ林で 著者:青山美智子 出版社:ポプラ社 発売日:2022年12月7日 ページ数:320ページ Audibleで聴けるか:◯ リンク 耳から読書Audibl... -
手紙のぬくもりが届くとき『ツバキ文具店』が教えてくれたこと【小川 糸】
書籍情報 書籍タイトル:ツバキ文具店 著者:小川 糸 出版社:幻冬舎 発売日:2016年4月 ページ数:288ページ Audible:◯ リンク 耳から読書Audibleを無料体験する あらすじ 鎌倉のひっそりとした裏路地にある「ツバキ文具店」。そこは、手紙の代筆を請け... -
第3話|くつしたと、わけっこのベンチ【ハリーとコットの冒険日記】
第3話|くつしたと、わけっこのベンチ くつしたをにぎりしめて、ふたりは公園にやってきました。 ベンチには、ぽつんと女の子が座っています。 赤い水玉の片っぽが、はだしの足のとなりでくしゃり。 「……あの、これ……おとしもの、かなって」 ハリーがそっ... -
第2話|まいごのくつしたと、パンのかおり【ハリーとコットの冒険日記】
第2話|まいごのくつしたと、パンのかおり 朝焼けの空を背に、ハリーとコットは小さな坂をのぼっていました。 まだ町は静かで、すこし肌寒い空気のなかを、ふたりはことこと歩きます。 「ねえ、コット。あれ……けむり?」 坂の先に、ふわりと白い煙が立ちの... -
第1話|はじまりの朝と、リュックの中身【ハリーとコットの冒険日記】
第1話|はじまりの朝と、リュックの中身 朝焼けが、そっと町を起こすころ。 ハリーは、もぞもぞと目をさましました。 「うーん、ねむい……でも、今日はちょっとした冒険の日!」 いつもより少しだけ早く起きたハリーは、 お気に入りのリュックを背負って、... -
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』感想|あなたの“今日”を、大切にしたくなる【汐見夏衛】
書籍情報 ・書籍タイトル:あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら ・著者:汐見夏衛 ・出版社:スターツ出版 ・発売日:2016年10月28日 ・ページ数:287ページ ・Audible:〇 リンク 耳から読書Audibleを無料体験する Kindle Unlimitedを無料体験する ノア... -
『あなたの人生の物語』|選べない未来を、選ぶということ【テッド・チャン】
書籍情報 書籍タイトル:あなたの人生の物語(収録:『あなたの人生の物語』より) 著者:テッド・チャン 出版社:早川書房 発売日:2003年9月 ページ数:90ページ(文庫版収録) Audibleで聴けるか:× リンク はじめに|ひとつの問いが、人生を変えること... -
『川のほとりに立つ者は』感想|あなたにそっと寄り添ってくれる【寺地はるな】
はじめに|ただ、そばにいるということ “あなたの明日がよい日でありますように” この一行に、この本が伝えたかったすべてが詰まっているように感じました。 誰かに干渉せず、無理に励まさず、ただ、そばにいてくれることの力。 『川のほとりに立つ者は』...
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