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ハリーとコットの冒険日記
第6話|パンくずの道【ハリーとコットの冒険日記】
ハリーは、あんバターサンドをそっとかかえて歩いていました。でも、ふくろのすきまから、パンくずがぽろぽろ。 「あっ……あれぇ……」あとをふりかえると、小さな道ができていました。 「……しっぱい、しちゃった……」 しょんぼりするハリーのところへ、コット... -
ハリーとコットの冒険日記
第5章|くもりの日の散歩【ハリーとコットの冒険日記】
空は、うすいグレー。おひさまは、どこかにかくれている。 ハリーは、玄関のまえで足をとめた。「今日は……うまく歩けない日かも」 コットは、くもの切れまを見上げて言った。「じゃあ今日は、“うまく歩く日”じゃなくて、“見つける日”にしよう」 ふたりはゆ... -
ハリーとコットの冒険日記
第4話|今日でよし、の日【ハリーとコットの冒険日記】
「……今日は、なんにもなかったかも」夜になって、ハリーがつぶやいた。 できなかったことを、ぽつぽつ思い出しては、また、しゅん。 するとコットが言った。「今日は、“今日でよし”にしよ~」 理由はとくにないけれど、ふたりは台所へ向かって、あたたかい... -
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第3話|くつしたと、わけっこのベンチ【ハリーとコットの冒険日記】
第3話|くつしたと、わけっこのベンチ くつしたをにぎりしめて、ふたりは公園にやってきました。 ベンチには、ぽつんと女の子が座っています。 赤い水玉の片っぽが、はだしの足のとなりでくしゃり。 「……あの、これ……おとしもの、かなって」 ハリーがそっ... -
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第2話|まいごのくつしたと、パンのかおり【ハリーとコットの冒険日記】
第2話|まいごのくつしたと、パンのかおり 朝焼けの空を背に、ハリーとコットは小さな坂をのぼっていました。 まだ町は静かで、すこし肌寒い空気のなかを、ふたりはことこと歩きます。 「ねえ、コット。あれ……けむり?」 坂の先に、ふわりと白い煙が立ちの... -
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第1話|はじまりの朝と、リュックの中身【ハリーとコットの冒険日記】
第1話|はじまりの朝と、リュックの中身 朝焼けが、そっと町を起こすころ。 ハリーは、もぞもぞと目をさましました。 「うーん、ねむい……でも、今日はちょっとした冒険の日!」 いつもより少しだけ早く起きたハリーは、 お気に入りのリュックを背負って、...
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